2018年9月5日水曜日

青少年センターと日向ふれあい学習センターの廃止条例について

昨日は議案審議がありました。

議案第53号の青少年センターと日向ふれあい学習センターの廃止条例については採決が行われ、私たち共産党は反対しましたが、その他の賛成多数で採択されてしましました。

質疑と反対討論は宮脇議員が行いました。

以下に質疑の内容と反対した理由の概要を載せます。

【質疑内容】
①青少年センターと日向ふれあい学習センターの役割をどう認識し総括しているのか。
②公共施設はできるだけ長く大切に活用することが原則だが、青少年センターや日向ふれあい学習センターの耐震化をはかり、活用することはなぜ検討しなかったのか。
③青少年センターの現在の場所での活動や役割を今後どうしていくのか。
④日向ふれあい学習センターの廃止により市民活動の後退にならないか。
⑤市町に対しての2施設の廃止についての認識。

 市の回答としては、基本方針として公共施設のスリム化、多機能化、複合化、安全安心の確保から、2施設については耐震不足もあり廃止を決め、日向ふれあい学習センターは土砂災害の危険もあることから廃止することになった。
 代替施設は、他の公共施設や近隣市のキャンプ場、野外体験施設などを案内するとのことです。

 しかし、青少年センターについては事務所は庁舎の5階に移転しますが、そこで活動されていた方は他の公共施設を利用すればよいとう単純な発想です。年間多くの利用がある中で、そんな受け皿が他施設でまかなえるのかという根本的な問題もあります。今まで交流の場所として利用されてきたところがなくなるということは、市民活動にとっても後退することになります。
 そして、日向ふれあい学習センターの生涯学習・教育施設としての役割がある施設を廃止するということは、その機能を市内に新しく作らなければ、その役割・機能は低下することになります。市内外を問わず多くの方の利用がありました。単純に他市の施設を使えば良いという考えは、伊勢原市がこういった施設は市内に必要ない、もっと言うならば、伊勢原市に生涯学習施設は必要ないと言っているようなものです。

 こういった、代替案も、今後のことも示していないまま、賛成することはできないため、廃止条例については反対しました。

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