2018年12月10日月曜日

陳情第28号 陳情を政策提案として扱うことを求める陳情について賛成


以下、本日議会運営委員会にて行われた、陳情審査について述べた意見を掲載します。

委員会では私以外は反対となり、不採択となりました。

議案第28号について賛成の立場で意見を述べます。
本陳情は、伊勢原市議会がより開かれた、市民に身近な議会となるための提案であると受け止めています。
 これまでも、議会改革の中で、タウンミーティングや議会モニター制度などを実施していますが、さらなる市民本位の議会改革を進める必要があると考えます。
 陳情の取り扱いについては、これまでも陳情内容について、委員会内で勉強会なども行っており、委員長や議長が認める場合においては、陳情者から直接説明を聞くこともできます。しかし、陳情者の希望で、議員に対し、直接趣旨説明したり、意見を伝えたいと思っても、今のルールではできません。そのため市民本位とはなっておらず、陳情者の意図が伝わりにくい場合も見受けられます。
 政策提案として取り扱うということについても、議員は市民の代表であり、市民からの陳情については、意見を市政に反映させるため、政策提案として取り扱う、または受け止めることは当然のことと考えます。
 議案と陳情についての審議の順番も、ルールは定められておらず、議案と陳情のどちらが上位で下位であるという位置づけもありません。また、議案審議の審議が先の場合、審議の終了時間が分からないため、陳情者は陳情審査を傍聴するのに大変な労力が必要となってしまいます。であるならば、市民目線で柔軟に対応し、慣例にとらわれず、順番の入れ替え等も、開かれた、市民により身近な議会を目指す上では、必要なことと考えます。
 現に、二宮町では陳情者からの意見を聞く場を設け、陳情と議案の順番を入れ替えて行うこともあると聞いています。
 本来、市民が直接政治参加し、物事を決めていくことが良いと考えますが、議会制民主主義のなか、間接民主制をとっている現状で、市民の代表として選挙で選ばれたのが議員であり、市民本位の議会にしていく必要があります。
 以上の理由から、本陳情はなんら否定されるものではなく、賛成の意見とします。

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