2018年12月10日月曜日

陳情第24号 議員定数をこれ以上削減すべきではない陳情に賛成


以下、本日行われた議会運営委員会で行われた陳情審査について述べた意見を掲載します。

委員会では、私以外の反対で不採択となりました。

議案第24号について賛成の立場から意見を述べます。
よく、市民から、議員を減らしてほしいという声も聴くことがあります。しかし、その本質は「市民の役に立っていない」「仕事をしていない」と思われているからにほかなりません。この事を表面的にそのまま受け止め、議会が自ら議員定数を削減をするという事は、自分たちが役に立っていない、仕事をしていないということを暗に認めてしまうことになります。
さらに、市政と市民とのパイプ役であり、多くの要望を受け止める議員が削減されれば、そのパイプは細くなり、多様な民意を切り捨てることにつながります。
 他市より議員一人当たりの市民の数少ないという理由から、他市に合わせるために削減するという意見なども聞きますが、私自身、現状でも、議会報告会や地域を回るなかでも、多くの市民の声を聞けていないと感じており、さらに議員定数を削減することになれば、より多くの市民の方の、切実な声を救い上げることができなくなるのではないかと危惧しています。また、行政機能をチェックするという点でも、予算・決算審査での膨大な量を精査していくことにも、大きな負担がかかることになり、結果として行政チェック機能が低下する可能性もあります。他市と比べる必要はありません。
議員を削減すれば、財政負担が軽減され、遅れている施策が進むわけではなく、むしろ市民の民意を切り捨てることにつながり、行政にとっては都合がよくなるだけで、市民にとっては損失でしかありません。
また、議員の数が減ったからと言って、各々の議員の質が向上するわけではなく、議員の質を高めるように努力し、議論することこそ本来必要であると考えます。
以上の理由から、議員自ら議員定数削減を認めることは、議会の自殺行為だと考えます。よって、議案第24号「議員定数をこれ以上削減すべきではない陳情」に賛成の意見とします。

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